記事風クロスオーバーSS@azuki0912

　
他作品とのクロスオーバー記事を試しに二次創作SSとして投下。
何で書こうがこういうのって分かる人しか面白くないとは思うんですが、それでいいじゃない二次創作だもの（と、思い）。
※とはいえ好き嫌い分かれると思うので閲覧にはご注意ください。
　
　

+ 【１】SCP×APH

SCP-092-FS-JP　意思を持つ国家

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アイテム番号： SCP-092-FS-JP

オブジェクトクラス： Safe

特別収容プロトコル： 現在SCP-092-FS-JPを収容・保護する方法はありません。ほとんどのSCP-092-FS-JPが財団に協力的であることから、監視は各国の首長もしくは首長に業務を委任された特殊行政機関に委ねられます。また、国連内の財団支部はその補助と総轄を担います。1つのSCP-092-FS-JPにつき、監視員および業務に関わる研究員には毎年1回の現状報告を義務付けます。

SCP-092-FS-JPは世界的にもその存在を認知されているため、接触した一般市民への記憶処理は必要ありません。しかし、公的場でSCP-092-FS-JPが予期せぬ能力を発動した場合は、すぐさまその個体を管轄する行政機関および国連内の財団支部に通告されます。未知の能力を発動したSCP-092-FS-JPはすみやかに国連支部への任意同行を求め、拒否した場合は一時的な武力行使による無力化が許可されています。

説明： SCP-092-FS-JPは、世界各地で現在までに300余体確認されている人型の存在です。年齢・性別・人種などに一貫性はありませんが、それぞれの個体は、その活動地域に居住する民族と身体的特徴・文化的思考が一致しています。国連の承認を受けた１つの独立国家または自治地域に対し1個体の活動が見受けられます。また特殊な事例として、各国の認知を受けていなくとも独立を主張している地域（いわゆる未承認国家）にもSCP-092-FS-JPが現れたという報告があり、世界全体の総数は財団も正確に把握できていない可能性があります。SCP-092-FS-JPの発生源は未だ分かっていません。

SCP-092-FS-JPの各個体は、自身が活動領域とする地域の名を自らの名であると主張します。また、自らが人間ではないことを認識しており、人間社会に同化するために「人間としての通名」を使用している場合があります。「人間としての通名」は、その個体の活動地域において一般的に使われている姓名です。SCP-092-FS-JPの身体的年齢は様々ですが、それぞれが主張する実年齢もばらばらです。もっとも長いもので4000歳であると主張していますが、確たる証拠はありません。しかし、古代から現代に至る文献の数々によって、人類が国家社会を形成しだした時期からSCP-092-FS-JPが複数存在していたと確認されています。また、SCP-092-FS-JPは基本的に活動地域で使われている言語を母語としますが、SCP-092-FS-JP独自の未知の言語も使用します。この言語はSCP-092-FS-JP同士の意思疎通に使われます。財団の研究により、この言語は███からなる██████であると判明しましたが、普通の人間が発語しようとすると、聴いている者は不明瞭なノイズによって発話者の言葉が聴き取れなくなります。どのSCP-092-FS-JPも、この言語は誰かに教わったものではなく、自身の誕生のときから知っていたものだと証言しています。

SCP-092-FS-JPの外見上は人間と変わりません。内臓構造も解剖学上は人間のものであり、特殊な構造は見当たりません。しかし、血液検査および細胞検査の結果、どの個体でもDNA判定のエラー、血液型の判定不可能が示されました。また再生能力も著しく高く、医学的に死亡が確認されても最大1か月ほどで体組織は再構成され、以前と同一の人型として蘇生します。これは遺体を燃焼し灰にした状態でも同様です。一方、その個体の活動地域が、政治的な混乱・民族反乱・他国による侵略行為などによって、国土・市民・経済・文化など国家社会を形成するために必要な要素へ被害をこうむった場合、SCP-092-FS-JPの身体および精神の健康は損なわれます。経済活動の不調では風邪に似た症状を発し、国土の分断では精神的喪失感を訴えるなどの例が報告されています。これらの症状には人間用の処方薬やカウンセリングが一時的な効果を示しますが、症状の元となる社会的損失が回復・解決しない限り症状は慢性的に続きます。また、戦争や国際的制裁によりその地域の国家・社会的基盤が完全に消滅した場合は[削除済]。

SCP-092-FS-JPの複数の個体は、互いの血縁関係を主張しています。それらの個体は身体的・文化的に同じ民族の特徴を持つことが多いようです。ただし民族的にまったく合致せずとも、義兄弟、義家族のような意味合いで互いを特別視するといった例が見受けられます。この場合、それぞれの活動する地域が歴史的につながりを持っていることが報告されています。
またSCP-092-FS-JPは個々に異なった特異能力を見せています。各個体の特異能力と関連する実験結果については別紙を参照してください。

補遺: SCP-092-FS-JPの個体が発生することで新たな国家や自治組織の成立を促している可能性もあり、現在まで因果関係についての調査は継続されています。
　
　
　

　
　
　
　
　
　
今後著作権的に問題ない範囲で増えるかも
万人が知ってるのから同志少なさそうなのまで幅広く