魂の三つ子団
要注意団体

【氏名】“()”[] (♂♀) 【種族】 【セキュリティレベル】
【容姿】髪:()、瞳:、肌:、身長:cm、体重:.kg、B: W: H:、カップ:
【身体の特徴】
【一人称】 【イメージCV】 【イメージBGM】
【職務・所在】
【服装】
【装備】
  右手:
  左手:
  胴体:
  頭部:
【所持品】
【攻撃方法】
【特技】
 言語:
【趣味】
【性格】
【長所】
【短所】
【弱点】
【備考】
   
   


没案

再開発 あるいは女難の章


評価: -1+x

アイテム番号: SCP-1914 オブジェクトクラス: Euclid
 1916年に当時のプロメテウス研究所が手掛けたとみられる、内燃機関内蔵の試作型サイボーグ。
 当時の技術的限界により、障碍者の延命以上の効果は得られていない。

「……しかし、我々は彼に、新たな特性を発見した。如何なる神の悪戯か、SCP-610の影響を受けないのだよ、彼は」
「……あのセルの中にいるのがどういう相手かは分かった。それで?」
エージェント・イヴァノフの態度は、ひどく不満気だ。何しろ、嫌な予感しかしていない。
「まあ、君に一つ質問がある。壊れたる神の教会とアンダーソン・ロボティクス、あれを再生するのにどちらがふさわしいと思うかね?」

……28分後。

「ダメです、イヴァノフが施設外に脱出したのを確認しました。追跡は断念せざるを」
「そうか……噂通り、危険に対し鼻の利く男だ。だからこそ、欲しかったのだが……」

財団内部の旧プロメテウス関係者が新しい改造人間を生み出すのに失敗して、この物語は終わった。

 

 

……はずだった。

「……なんで、こんなトラックをヒッチハイクしちゃったんだ……」

彼が呼び出されたサイト██は都市部から離れた工場に偽装しており、そこから帰るにもタクシーなど捕まらず、偶々通りがかったトラックに親指を立てたらワンダーテインメント運通だったのだ。
「ところであんちゃん、エージェント・イヴァノフでいいのか?うちのお偉いさんがアンタに会いたいって言ってるんでさぁ」
泣き言どころか泣きたい気分である。できる事ならこのまま助手席のドアを開けて飛び出したいくらいだ。

もちろんドアを開けることは叶わなかったが、現実はそれほど(?)非情ではなかった。
ワンダーテインメント配送ターミナルで彼を待ち構えていた責任者はふんわりとした印象とそれにふさわしいブロンドの持ち主の魅力的な女性であり、イヴァノフの顔を見るや否や、飼い主に飛びつく子犬のように抱き着いてきたのだ。

周囲の作業員やドライバーたちのはやし立てる歓声や指笛に我に返った女性はイヴァノフを応接会議室に案内し、ワンダーテインメント博士株式会社の商品配送管理を担当しているナオミ・ツールフィールドと名乗った。
「ええと、突然お呼びして申し訳ありません。ですが、命の恩人にお礼を言う機会がやっと来たのだと思うといてもたってもいられなくて」
「待ってくれ。命の恩人?俺はあんたを知らない。誰かと間違えていないか?」
「え?あなたはエージェント・イヴァノフですよね?2か月前……」
彼女の言う日付と場所に心当たりはなかったが、代わりに思い当たる節があった。
「……申し訳ない。諸般の事情によりその件についての俺の記憶は処理されている。だからあんたのことも」
「そう、エージェント・イヴァノフが用があるのは私。ナオミ、あなたではないわ」
「アケミ姉さん!あなたはまた旧プロメテウス崩壊時の過ちを繰り返すの!?」

 まさか。

何時の間に来たのか、入口付近にいたのは俺をあのサイト██に呼び出し改造しようとした女研究者。
プロメテウスの関係者というのはまあ想定の範囲内だが、この二人が姉妹とは……

「……ん?1998年にプロメテウスに在籍してたってことか?あれから19年、若く見えるがアンタ一体いくつなんだ……」
「17歳よ」
「「おいおい」」

期せずして声が被った。この若作りの姉のすぐ後ろ。そこにいたのはレディ・アリソン・オルコット・カーター、何度も会っている劇薬女。

「あらアリソン、こんなところに買い付けに来たの?」
「ああ、アリソンさんお久しぶりです。なにか特注品をお求めですか?」
「いいえ、私は……ロマノフの最後の卵のお礼が言いたかったのよ」

プロメテウス、ワンダーテインメント、MC&D。
三つの要注意団体関係者、それぞれ黙っていれば美人で通りそうな女たちがイヴァノフを巡って口論を始めた。

だが、もうそこにイヴァノフはいなかった。いてたまるか。

タグ:tale-jp cross17jp プロメテウス タタールの軛 ワンダーテインメント博士

メモ:クロス元はタグと文中リンクの通りです。
17歳云々はプロメテウスジョークです。

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