FS活動におけるガイドライン

これは、当ファンサイト(以下「FS」)での活動指針と、FSの運営方針についてのガイドラインです。

FSで多様な価値観のメンバーが共存し、互いの創作・交流をよりよく発展させるため、指針として本ガイドラインを作成致しました。
また、我々もこのガイドラインを念頭に、運営を行います。

本ガイドラインは、この事について具体的な指針を定めたものです。
これに違反したとしても、直ちにサイトルール違反と見做されることはありませんが、スタッフによる注意の対象となる場合があります。


多様な価値観の尊重

創作コミュニティとしてのSCP_Foundationでは、日本の創作界隈での"常識・マナー"と、海外発であるSCP_Foundationでの"常識・マナー"が、かなり異なったものである為に発生した、価値観のすれ違いによる衝突が、しばしば発生しています。

SCP_Foundationでは、作品に対する感想はサイトルールで規定され、酷評も含め自由となっています。
また、積極的な意見の発信が、尊ばれる文化を持っています。
これは、より洗練された作品を作り、サイトのクオリティを保つ為に考えだされたルールです。

逆に、日本の創作界隈、特にイラストでは、頂いたイラストに対し批評をする事は、不文律で避けられ、場合によっては半ばタブー視されている事もあります。
これは、無用な衝突や、いわゆる"ジャンル萎え"を避ける為に生まれた、経験から根付いた文化だと思います。

どちらにも、理由があり、歴史と文化があります。これは、互いに尊重されるべき事柄です。

そのため、当サイトの運営において、この「すれ違い」を埋め合わせる運営方針を取っています。
方向性としては、サイト上で批判を受ける側の姿勢について、改善していく物です。
これはひとえに、外部のハンドリングは、現実的に不可能な為です。


「すれ違い」に対する、FSスタッフの見解と方針

「"財団側"の感覚」と「"一般ファン側"の感覚」の「すれ違い」

→ FSとして、"常識・マナー"の差による、無用な衝突や活動停滞の回避を目指します。

「"財団側"の感覚」について

評価・ディスカッションシステムが導入されており、あらゆる視点・立場からの評価、マイナス方向の評価も許可されています。
作品に対する感想はサイトルールで規定され、ルールに則る限り、酷評も含め自由です。それ自体は個人攻撃ではありません。
但し、スタッフが過度に攻撃的と判断すれば、仲裁が行われます。一度スタッフにご相談ください。
総括として、SCP_Foundationは、積極的な意見の発信・受容が、尊ばれる風土となっています。

「"一般ファン側"の感覚」

他者作品に対し批評をする事は、不文律で避けられ、場合によっては半ばタブー視されている事もあります。
これは、無用な衝突やいわゆる"ジャンル萎え"を避ける為の、経験的な文化です。

FSとしての、基本的な立場

FSの立場は、「"財団側"の中で、最もファン寄りの場所」であると、認識しています。
どちらにも、理由があり、歴史と文化があります。双方の"感覚"は、互いに尊重されなくてはなりません。
そこでFSでは、あくまでSCP_Foundationの枠組みの中で「すれ違い」が無くなるよう、双方のバランス調整を図ります。

今後の対応方針

  • 「財団側の感覚」の、周知を図ります
  • クオリティコントロールは、確実に維持します
  • 評価周りの新設や整備を行います。

「一般ファン側」からの懸念として予想される点

  1. 無用な衝突
  2. いわゆる"ジャンル萎え"

「無用な衝突」「いわゆる"ジャンル萎え"」について

上記内容に含まれる懸念点「無用な衝突」「いわゆる"ジャンル萎え"」についてのFSスタッフの見解です。

  • 「無用な衝突」
    • あらゆる視点・立場での意見が許容され、受容されます。
    • 批判を受ける際は、人格に対する攻撃ではなく、品質向上を意図したものとして、まず捉える必要があります。
    • 過剰に攻撃的な批判であれば、スタッフがサイトルールの下に、対処します。まずはPMか、正規手順で発議してください。
    • 完全に拒否を示す批判であっても、価値を認め、軽んじて無視しないよう、サイトメンバーに望みます。
    • 「作品」に対する批判、特にイラストは、作業工数の都合で改善が難しい事も多い為、必ずしもその作品で反映する必要はありません。
    • 可能であれば、作業前時点に、下書きスレッド等で意見を集めたほうが、効率は良くなるでしょう。
    • 「公開済み作品の転載」でも、改めて評価を受けます。心配であれば、下書きスレッドで相談してみてください
  • 「いわゆる"ジャンル萎え"」
    • SCP_Foundationは、極めて多用な価値観を内包するコミュニティです。
    • 多様な価値観を持つコミュニティでは、相違点の解決策を探し、より良い状態を目指す姿勢こそ、コミュニティ全体としても有益なものです。
    • 多様なメンバーの受け入れ、その支援、その能力を存分に発揮できるコミュニティであり続ける為、メンバー間で、価値観が互いに尊重されている状態が必要です。
    • 画一的なコミュニティになると、斬新なアイデアの喚起や、新しい価値観・能力を持つ新規メンバーの獲得は、非常に困難な物となります。これは、致命的な状態です。
    • "財団側"と"ファン側"の混在する、まさに中間地点であるFSとして、「多様性の許容」こそ、最低限の共通認識として、サイトメンバーに求めるものです。

「価値観の相違による摩擦」は、SCP_Foundationに限らず、広くコミュニティでは常に見られる現象であり、
文化そのものの仲裁であるため、本件は、非常に時間の掛かる施策になることが予想されます。

FSはまだ小さな規模であり、この施策の効果や、影響規模も大きくはならないかもしれません。
しかし、ファンコミュニティの1つとして、「多様な価値観の受容、批判の受け入れ方」について、議論・発信していく意義はあると、私は考えています。
特に、SCP_Foundation日本支部は3年目という節目を迎え、今後もメンバーの増加が見込まれる今だからこそ、重要視されるべき事柄だと思います。

なお、本件についてのご意見は、スレッド「「価値観の相違」に関する、今後のFS運営方針について」内で承ります。
オープンな議論の場としても、ご活用頂ければと存じます。
また、このガイドラインのスレッドは、内容の改訂等、事務的な作業のみで用いられます。

引き続き、当サイト「SCP-JP非公式ファンサイト」を、宜しくお願い致します。

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