20██年██月█日 禁止制限告知
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告知日:20██ 年██月█日
ベーシック
桑名博士》禁止
SCP-181 ラッキー》禁止
サイト対抗戦
SCP-___-J 先延ばs_》禁止

変更について
我々には、メタゲームを監視し、常に健全な環境を維持する義務があります。過去の大会やイベントなどの結果を分析し、メタゲームのバランスが崩れていると判断された場合、我々はそれを改善するために、一部のカードを使用禁止あるいは制限といった処分を下します(詳しくはコラム「カードが禁止されるとき(リンク先は英語)」をご覧ください)。そして我々は現在のメタゲームは不健全であり、改善する必要があると判断しました。

今回の変更は以下の通りです。

桑名博士
「シリーズJP」の目玉カードとして収録された《桑名博士》はプレーヤーの間で非常に極端な評価を受けています。「心の底から大好き」か、「吐き気がするほど嫌い」かのどちらかです。《桑名博士》を主軸に据えた「桑名コントロール」は登場初期から評価が高い低速デッキでした。しかし、桑名コントロールは非常に大きな問題がありました。それは、我々の予想以上に、彼(あるいは彼女?)は強力でした。桑名コントロールは当時環境に存在したほぼ全てのデッキに有利という異様な性能で、発売1週間もせずにメタゲームを制圧しました。
そう時間を掛けずに対策方法は確立されましたが、そもそも、1つのデッキのために環境内に存在するすべてのデッキがをれを意識した対策を取らなければならないというのは、構築自体が桑名コントロールに「歪まさせられている」という事であり、いびつな状態です。
我々は人事というカードタイプについてあまりに無警戒に過ぎました。このカードが禁止されることを惜しむ声、恨む声も多くあるでしょうが、それ以上に、桑名コントロールに抑圧されていたデッキが再びメタゲーム上に表れるということの価値が高いと我々は思っています。

SCP-181 ラッキー
SCP-181 ラッキー》と《SCP-1125 アンサー・ダイス》のコンボはシリーズⅡ発売直後に発見されて以降瞬く間に広がりました。「ラッキーアンサー」あるいは単に「アンサー」と呼ばれるこのデッキは非常に強力なもので、実際に大会でも多くの結果を残してきました。しかし、これらはあまりにも強力すぎました。この2枚が一度揃ってしまえば対策は困難であり、このデッキへの回答を持たないデッキはデッキとは呼べないと冗談めかして言われる有様でした。
我々はあまりにも強すぎるデッキを望みません。なぜなら、それらはデッキの多様性を奪い、メタゲームを固定化してしまうからです。よって、我々は《SCP-181 ラッキー》を禁止します。これにより、今まで「アンサー」と相性が悪かったせいで大会で実績を残せなかったデッキ(例えば「ジェラルドドライビング」などです)が再びみられるようになるはずだと我々は考えています。
おそらく「アンサー」もパーツを変え使われ続けるでしょうが、今ほどの理不尽さは無くなるはずです。

SCP-___-J 先延ばs_
ご存知の通り、サイト対抗戦ではJokeカードの使用が可能です。サイト対抗戦はカジュアルなフォーマットであり、我々があまり手を加えるべきではないという意見もあります。ですが、我々の方針として、サイト対抗戦は何でもありの場でなく、混沌としつつもゲームが成立する環境が望ましいと考えています。《SCP-___-J 先延ばs_》は非常に独自性の高いカードであり、その迂遠な処理はゲームの遅延に繋がり、イベントにおいて時間切れが多発する事態が頻発していました。
SCP-___-J 先延ばs_》によって、サイト対抗戦はひどく間延びしたつまらないものとなってしまっていたのです。そして、我々はこの状況を変えることに決めました。以上の理由により、██月 █日を以て、《SCP-___-J 先延ばs_》をサイト対抗戦において初の禁止カードに指定されることになりました。

最後に。我々はこれらの変更がより多様性のある、健全で良い環境を生むと考えています。ぜひ「シリーズⅣ」のプレリリースにて新たな環境を体験し、新しいデッキを考案してみてください。

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