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REQUEST="Interview_4000_0215"



[ACCESS: DENIED]
[このデータは削除されています。]



REQUEST="Interview_4000_0215"
CREDENTIALS="EJAPERS/M4d754pARte3"



[ACCESS: GRANTED]
[こんにちは、エージェント・育良。]

インタビューアーカイブ4000_0215: 以下は財団エージェント・育良啓一郎により、2年にわたって実施された一続きのインタビューです。このデータは命令O5-4000-K26に基づき、すべての一般文書から削除されています。
D1BBKGdU8AAQgjC.jpg

図. 2.1。 このインタビューの対象。最初の発見の際にエージェント・育良により撮影。

インタビュアー: エージェント・育良

インタビュー対象の説明: ねこの頭部に似たそれをもつ土着実体(図. 2.1を参照)。

前文: 2018年春、エージェント・育良による初の発話が致命的であるイベント会場の探検の間に実施されたインタビュー。


[ログ開始]

"おはよう、見知らぬ旅人さん。"

エージェント・育良: おはようございます。

"この辺りの土地では見ない顔だね、はじめまして。君の名前は?"

エージェント・育良: すみません、それはお教えできません。

エージェント・育良が頭を下げる。

"君は頭が弱いのか? 私はただ君の名前はどんな調子だと訊ねているに過ぎない。私の名前は最近バーチャルの香りがしてきたように思う — あるいは、おそらくネットミームか。近頃は区別も難しいが、努力はするものだ。"

エージェント・育良: あぁ、申し訳ありませんでした。僕の名前は近頃ずいぶんと細い味がするようです。1

ねこの実体が笑い、帽子を持ち上げる。

"いや、詫びねばならないのは私の方だ。きみに突っ込むべきではなかったよ。"

エージェント・育良: まったく問題ありませんよ。気にしておりません。お会いできて嬉しゅうございますが、行き掛かりですので。

"近くに私の家がある、お茶でもいかがかな。"

エージェント・育良が再度頭を下げる。

エージェント・育良: 誠に申し訳ありませんが、生憎さしあたって留まる訳にはいかないのです。よろしければまたの日に。

"結構。また会おう、ずいぶんと細い名前の客人よ。"

[ログ終了]


END="Interview_4000_0215"
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