まとめ

 
最早、判別できない状態です。黒衣白衣・笑顔寡黙の有無に関係なく、イトクリ外科医とオダマキ納棺師両者は、イトマキとして扱われます。どちらがどちらでも、通常業務に支障はありません。
 
 
 
 
 
 
 
  • イトマキ兄弟は、双子ではない。一卵性双生児とは一言も人事ファイルに書いていない。クローンである。
  • オダマキが12月31日の23~24時の間に生まれた。イトクリは0~2時の間に生まれた。この2時間の時差は、真中がクローン作成に掛かった時間である。
  • 真中央の家系は犬神筋の家系である。図南の翼(tale)でやたら食物を摂取しているのは、「徳島県では、犬神に憑かれた者は恐ろしく大食になり、死ぬと体に犬の歯型が付いているという」という伝承から(WIKiより)
  • チロ警備犬は、本来、犬神を作成するために用いられていた山犬である。
  • エージェントヨコシマの父(性格:ハンターハンターのパリストンめいたウザさ)は、本部財団職員。蒐集院が財団に吸収されたとき、日本に立ち入り、真中央の姉と結婚した。
  • 小ネタだが、イトクリ(伊藤遊)は左。オダマキ(小田馬)は右。真中央は真ん中。エージェント・ヨコシマは横。峠(図南の翼に出ている)は上下となっている。
  • イトマキ兄弟が同一化した理由は、「仲良しになった」か「殺し合った」かのどちらでもいい
  • 同一化したイトマキ兄弟は片方が生きているか、双方が生きているのか、どちらでもいい
  • 同一化したイトマキ兄弟の精神を支配しているのは、イトクリでもオダマキでもない。
  • イトマキ兄弟の名前の提案はいくらさんがしてくださいました。個人的に調べたら、「イトクリとオダマキをあわせて、イトマキ」、「オダマキの別名はイトクリ草」、「イトマキヒトデ(ヒトデの中には分裂する種がいる)」、「義経公」など色々発見しました。
  • イトマキ兄弟はポケモンのミュウとミュウツーみたいに、「オリジナルはこの私だ」と争っている。
  • 真中央は、「これは俺の望んだ世界終焉シナリオではない」といって仲間になる展開もいいし、「世界終焉シナリオの邪魔はさせない」といって敵対するのもいい。
  • イトクリは結構いいとこ育ち。料理も掃除も誰かがやってくれると思っているから、しないし出来ない。個人ルームの清掃は、イトクリがエージェントヨコシマに掃除を頼む→ヨコシマはオダマキに掃除を頼む。めんどくさい経緯を踏んでから、オダマキにやってもらっている。
  • オダマキは時々コルセットを着用する。イトクリは特に意味もなくきわどい下着をはく時がある。イトマキ兄弟はパイパン
  • イトクリはオダマキと接することで、極稀に「愛想笑い」をするようになった。
  • 真中央が秘書を殴るタイミングは、イトクリがヤマトモを殴るタイミングに酷似している
  • イトクリは自己性が希薄であり、人から命令されないと自分から動けない。オダマキは意思の力が非常に強く、人から命令されると思いのまま動けなくなる。
  • イトマキ兄弟が財団へ入った経緯は自由。同時に入ったのか、どちらが先だったのか好きにしていい。

 
 
 

アイテム番号: SCP-248-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-248-JP-1はサイト-8017の収容ロッカーに保管されています。SCP-248-JP-2はポリタンクに詰めた状態でサイト-8181内の冷蔵庫に保管されています。冷凍庫の室温は摂氏-15℃を維持、凍結した状態を保ってください。

概要: SCP-248-JP-1は「アンチマヨネーゼ!」とタイトルされた製作会社及び出演者不明のDVDです。DVDは寸法135mm×190mm×15mmのトールケース型パッケージで、表紙には一般的なチューブ型容器のマヨネーズに大きな赤い×印のイラストが描かれています。SCP-248-JP-1の容量は4438MBで、133分間映像を再生することが可能ですが、再生時間は32:14程度で大幅な空き容量があります。DVDの内容は、白無地の空間に人間のシルエットだけが撮影され、3名の人物が身振り手振りで発言を行います(詳細は「アンチマヨネーゼ!」-音声ログを参照)。

SCP-248-JP-1を人間が視聴し、マヨネーズを摂取するとSCP-248-JP-2へ変化することが判明しています。Dクラスを使った実験により、音声のみの視聴は活性化の影響はありませんが、無音状態の視聴でもSCP-248-JP-2へ変化することが判明しています。途中視聴・中断した場合でも活性化の影響を受け、SCP-248-JP-2へ変化した人間はこれまで元に戻った例はありません。

SCP-248-JP-2はマヨネーズへ変化した人間です。SCP-248-JP-1の視聴後、マヨネーズを摂食した瞬間、視聴者の肉体は重力に関係なく50cmほど浮上、直径約3mの円を描き、高速で回転します。回転は2時間かけて行なわれ、視聴者はSCP-248-JP-2の実例となります。SCP-248-JP-2の成分と見た目は摂取したマヨネーズに依存し、総量は視聴者の体重と同量分のマヨネーズが生成されます。SCP-248-JP-2には発話能力があり、Dクラス職員を用いた実験では、変化する前の意識や記憶を所持しており、SCP-248-JP-2をそれぞれ個別に分離した場合、分割した分だけ視聴者の人格が存在し個別に記憶や意識を有していることが判明しています。

SCP-248-JP-2は他者が摂食しても肉体的な害はありませんが、消化サイクル中、便となって排出するまでの間、視聴者の声が体内から発せられます。この時摂食者の体内に存在するSCP-248-JP-2は、主に精神的な消化される苦痛を摂食者に訴えます。なお、SCP-248-JP-2を食した摂食者の便の成分を調査した結果、異常な成分は検出されませんでした。SCP-248-JP-2は摂食よる消化以外に消費する方法はありません。詳細はSCP-248-JP-実験ログ-1を参照してください。


 
 
 

10体並んだ土人形の傍へ11体目の埴輪が転がり込んだ瞬間、不思議な現象が起った。埴輪達は互いの身体を融合させて、一つの巨大な飛行物へ変形し、飛行物はそのまま大きなエンジン音を響かせ、大空へ上昇した。
丁度稲作の世話をしていた弥生人はポカンと大きく口を開いて、発射していく円筒型のソレを見上げる。呆然とした人間たちにお構いなく「ロケット・埴輪号」はグングン大空を突き進んだ。高度100m、500m、1000m、2000m、3000m……大気圏を突き抜けて、埴輪号は宇宙へ邁進したのである。
埴輪号の宇宙冒険は、そう容易いものではなかった。隕石の衝突、太陽フレアの接触、宇宙人の乗った円盤からのレーザー攻撃で、そのボディはボロボロであった。ロケットの先端部分の埴輪は奇跡的に形状を保っていたが、最早限界だった。
飛行が不可能となる前に埴輪号が、安全を求め着陸を決めた場所は、かつて飛び出した地球であった。埴輪号は様々な宇宙空間の冒険をしている内に機体のコントロールは不可能になっていたが奇跡的に埴輪号は、細長い島にほとんど墜落する形で着陸した。着地の衝撃で先端の埴輪は砕け散ってしまった。
埴輪号が降り立った場所は人気のない山中である。埴輪号は墜落後、破損した機体を出来る限り修復した。場所が山中であった為、不自然に目立つ土色のボディはカモフラージュし、周りの植物の色を装った。真似たのは色だけではない、見た目もそっくりそのまま擬態したのである。
自身が降り立った場所が生まれ故郷だと知らない埴輪号の人間は、知的生命体に助けを求め、遭難信号を送った。半径10m程度しか届かない脆弱な光であったが、これしか方法がなかったのだ。
遭難信号を送ってどれぐらい時が過ぎたのだろう。一日や二日ではない。最早助けなど来ないのではないかと諦め出した頃、一人の老人が山中を訪れた。藪を押し進み、山中を練り歩く。その途中、老人は発光する埴輪号を見つけた。老人は首を傾げながら柄を強く握り、光り輝く埴輪号を一刀両断にした。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
後の竹取物語である。


 
 
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