Hm_j風zantou_tの解説

今日はね、SCP-173というオブジェクト、SCiPを御紹介しようと思います。
SCPと言うのはセキュア、コンテイン、プロテクト、或いはスペシャル、コンテインメント、プロトコルと言いまして、オブジェクトを安全に取り扱う為の事を言います。一体誰がなぜ確保、収容、保護するのか、さっきから言うてるオブジェクトってなんやねんと言いますとね、誰が、SCP財団と呼ばれる秘密の組織が、世界中に散らばる異常な現象を巻き起こすオブジェクト、SCiPとも言いますね、これを確保収容保護するんですね。なぜなんでそんな事するのか、それはね人類を人々を異常なオブジェクトから守る為なんです。
そしてねSCP-173、これはSCPの中でも最も有名なオブジェクト、SCiPなんですね。何故有名なのかは言わずもがな。
173は誰が付けたか彫刻、オリジナルという名前も持っています。
オブジェクトクラスはユークリッド。オブジェクトクラスと言うのはですね、そのオブジェクトの収容難易度の事を指しまして、ケテル、ユーグリッド、セーフと三つあります。実は、他にもあるんですが今回は省きます。
ケテルは収容するのが難しい、或いは収容しきれていない存在なんですね。
ユークリッドは収容は出来ている。出来ているけれども、何が起こるか分かってない、わかりきってな厄介なもの、つまり人に対する危険を含むオブジェクトなんですね。
そしてセーフ。これは収容方法が完全にわかっているオブジェクトです。収容している限りは安全、確実、危険性はないんですね。
173はユークリッド、つまり収容は出来ている。出来ているけれども、何しでかすかわからん。そういうやつなんですね。

特別収容プロトコル。これは先程も申し上げました、スペシャルコンテインメントプロトコルですね。これはね、オブジェクト、SCiPを安全に収容する為の方法、取り扱い方なんですね。安全にと言っても173はユーグリッドな訳ですから絶対安全という訳でもないんです。
どう扱えばよいか、173は常に施錠されたコンテナの中に収められているんですね。入る場合は絶対に三人以上の職員、秘密の組織、財団で働く人達ですね、で入って、それでね入ったらコンテナの扉閉めてください。閉めたら、施錠してください。それでね、コンテナの中に入った職員、財団で働く人たちの内、二人が、二人ですよ、二人、二人で173を注視、つまり見る見つめる見つめ続ける。瞬きする時は合図しなさい。二人同時に瞬きしたら駄目ですよ、絶対に。そしたらえらい事になります。そういう取り扱い方があるんです。

なんでそんな面倒な事せなあかんのか、なんでえらい事起こるのか、順を追ってご説明します。
SCP-173はね、1993年に財団に収容されたんですね。誰に作られたのか、どこから来たのか誰もわかってないんです。わかっているのはコンクリートと鉄筋でできていて、スプレーで塗られている。それだけです。
それでね、SCP-173は生きてるんです。なんでどうしてコンクリと鉄の塊がなんで生きてるか。それもわかってないんですね。じゃあなんで生きてるとわかるのか。それはね、人に対してとても敵対的なんですね。なんで敵対的とわかるかといえば、我々人間が見ている限りは173は動きません。動きませんが、目を離すと動き出すんですねえ。動き出すとどうなるか。ビュンビュンビューン!! 目にも止まらぬ、まあ誰も見てないんですが凄い速度で人に迫って来る! もしねそのままね173に首掴まれたら最後、どうじゃ〜〜!! 参ったか〜〜!! 言うてね、言わないんですが、首を折ってくる、絞めてくるんですね。
もしコンテナの中でそうなってしまったら、財団はハザードクラス4の収容プロトコルを発動するんだそうです。

それでね、コンテナに誰も入ってない時、石が擦れるような音がコンテナから聞こえてくるんです。でもね、それが財団にとっては通常の、いつもの事として認識されてるんですね。

最後にね、SCP-173の写真、写真があるんですが、彫像オリジナルが立っている床、これが赤さびの様な色しているんですが、一体どこから来たのかわかりません。わかっていませんが、これ全部排泄物と血の混合物という事だけはわかります。わかってるんです。職員はね、これを隔週、定期的にね掃除しなければならないんですねえ。
(BGM音量アップ)

Unless otherwise stated, the content of this page is licensed under Creative Commons Attribution-ShareAlike 3.0 License